ある日の出来事

　今日はちょっと天気いいかも、と思いながら、その朝いつものようにコンロをふいていたのです。家のコンロは作り付けで（最近はビルトインって言うらしい）、二口と魚焼きレンジがついています。
二口のコンロの奥についている、魚焼きレンジの排気のカバーをはずして、ふいて、また戻した・・・つもりだったのですが、何がどうなったのか、カバーが排気の穴にコンカラカ～ンと落ちてしまいました。

ん？あれ？
簡単に取れると思って、魚焼きグリルをはずしてみたり、菜ばしを突っ込んだりしているうちに、これはひょっとしてすごく大変かも知れないと言う結論に達しました。

こんな時、どこへ電話しますか？
大阪ガス？　マンションの管理会社？　オット？？？

イエローページを見たり、マンションの入居時に渡された書類を見たり、結局、ガスコンロのメーカーのお客様相談室に電話しました。
「こんなことって、結構みんなやってるかも・・・」と自分を励ましたものの、電話の受付の相手は絶句・・・というか「あの、・・・折り返しお電話させていただきます」と言われてしまいました。

その後修理担当の方から電話があり、来てもらえることになったのですが、「技術料、出張料で６，３００円かかります」と言われてしまいました・・・　ああ私ばかー・・・

コンロを一目見た修理担当氏は、
「最悪の場合コンロ全部剥がしてとることになりますが、そうなると料金かなりかかります。」　　　おぉ～　でもほっとくことはできず・・・

「クリーニング屋のワイヤーのハンガーありますか？」

？？？？ハンガーを渡すと、修理担当氏はペンチでそれを伸ばし、変形させてそれに引っ掛けて落ちたカバーを引っ張り出そうとし始めました。
これで取れなかったらコンロ解体・・・　祈るような気持ちで見ていると約５分後、修理担当氏は嬉しそうに「取れました！！！」とカバーを見せてくれました。
よかった～
氏はあまりのばかさ加減にかわいそうと思ったのか「まけときます・・・」と言ってくれました・・・　　でも痛かったな、５，２５０円。

そして何事もなかったかのように我が家のガスコンロは夜を迎えたのでありました・・・
（写真の黒くて長いのが穴に落ちたのです。ほんとです）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ばかにされそうでオットには言ってません。